子どももデンタルフロスを使うべき?効果的な使い方のポイント

近年、歯科医院でも「子どもの頃からデンタルフロスを使いましょう」と伝えられることが増えてきました。
しかし、「本当に子どもにも必要なの?」「何歳から使えばいい?」などと疑問を持つ保護者の方も多いのではないでしょうか。

この記事では、子どもにデンタルフロスが必要な理由と、今日から実践できる効果的な使い方のポイントをわかりやすく解説します。

子どもの歯は大人よりむし歯になりやすい

子どもの歯(乳歯)は、大人の歯(永久歯)に比べて、歯の質がやわらかい、エナメル質が薄いという特徴があります。そのため、歯と歯の間に残った歯垢(プラーク)からむし歯が進行しやすく、気づいたときには大きなむし歯になっていることも珍しくありません。特に、歯と歯の間にできてしまったむし歯は、大きくなるまで外からは見えにくいです。

子どもにもデンタルフロスは必要?

子どもにもデンタルフロスは必要です。歯ブラシは歯の表面の汚れを落とすのには適していますが、歯と歯の間はどうしても磨き残しが出てしまいます。特に、奥歯が生えそろってくると、歯と歯の接触面が増え、歯ブラシの毛先が入り込みにくくなります。どれだけ丁寧に歯みがきをしていても、歯ブラシだけではむし歯のリスクは残ってしまいます。

乳歯のむし歯は「まだ乳歯だから大丈夫」と思われがちですが、後から生えてくる永久歯の歯並びや質にも影響を与えることがあります。だからこそ、早い段階から歯間ケアを意識することが大切です。

歯ブラシとデンタルフロスを併用することで歯垢の除去率がUP

デンタルフロスは、歯間部(歯と歯の間)と歯の側面にこびりついた歯垢を直接こすり取ることができます。過去に行われた歯垢除去率の研究によると、歯ブラシだけの場合は6割程度、歯ブラシと一緒にデンタルフロスを併用することで9割程度の歯垢除去が可能になるといわれています。歯間部は、むし歯ができやすい場所の代表格でもあり、ここをケアできるかどうかが、むし歯予防の大きな分かれ目になります。小さい頃から歯ブラシだけでなくデンタルフロスを併用することがお口のケアに大切な要素といえます。

子どもはデンタルフロスを何歳から使うべき?

デンタルフロスを使い始める目安は、歯と歯が接し始めたタイミングです。多くのお子さまでは、2歳半〜3歳ごろに乳臼歯(奥歯)が生えそろい、歯と歯の間の隙間が狭くなります。この状態になると、歯ブラシの毛先が届きにくくなり、歯間部のむし歯リスクが急に高まります。お子さまの歯が生えそろってきて、歯と歯の間の隙間が狭くなってきたら、歯ブラシと一緒にデンタルフロスを使い始め、むし歯を予防しましょう。

子どもにおすすめのデンタルフロスは「ホルダータイプ」

デンタルフロスには糸巻きタイプ(指に巻くフロス)とホルダータイプ(持ち手付き)がありますが、お子さまには「ホルダータイプ」がおすすめです。

【ホルダータイプがおすすめの理由】

ホルダータイプは柄が細長いので奥に届きやすく、必要な部位をサッと通して短時間で終えやすいためお子さまの負担を軽減することができます。

効果的なデンタルフロスの使い方やポイント

デンタルフロスは、特に寝る前に行うのがおすすめです。睡眠中は、唾液の分泌量が減り、口内に細菌が増えやすくなるため、しっかり歯垢を落とすようにしましょう。

① 無理に押し込まない

歯と歯の間に入れるときは、力を入れすぎず、ゆっくり動かしましょう。フロスは、強く押し込めば効果が高まるわけではありません。むしろ力を入れすぎると、歯ぐきから出血したり、傷や痛みにつながることがあります。

② 歯の側面に沿わせて動かす

フロスを歯間に入れたら、歯の側面に沿わせるように前後に優しく動かします。歯ぐきを傷つけないよう、ゆっくり優しく動かしましょう。両方の歯の側面を意識することがポイントです。

③ 最初は毎日できなくても大丈夫

初めは1本だけ、前歯だけといったように、できる範囲から始めることが大切です。無理に毎日完璧を目指す必要はなく、少しずつ習慣にしていきましょう。イチゴやブドウなどの味付きやキャラクター付きのものを選ぶとフロスへの抵抗感が減ることがあります。

デンタルフロスは「仕上げ磨きの一環」として行う

フロスは保護者の方が「仕上げ磨きの一環」として行いましょう。幼児期のお子さまが自分でフロスを扱うのはまだ難しく、誤って歯茎を傷つけてしまうこともあります。寝る前の仕上げ磨きの際、歯ブラシで全体を磨いたあと、最後にフロスで歯と歯の間を通すだけでも十分な効果があります。

フロスの時間を親子のコミュニケーションのひとつとして「ピカピカになったね」「今日はここもきれいだよ」と声をかけながら行うことで、お子さまも安心しやすくなり、歯のお手入れに対する前向きな気持ちが育っていきます。

まとめ:子どもの頃からのフロス習慣が大切な歯を守る

子どもの頃に身についたセルフケア習慣は、大人になってからも自然と続きます。デンタルフロスを使う習慣は、むし歯予防だけでなく歯科治療の回数を減らしたり、将来の歯周病リスクを下げるといった、長期的なメリットにつながります。

「歯みがき+デンタルフロス」が当たり前になることは、お子さんにとって一生の財産です。ぜひ今日から、仕上げ磨きにデンタルフロスを取り入れてみましょう。

なかの歯科には管理栄養士が2名在籍しています

当院では患者さま一人ひとりに合わせた栄養指導を行いながら、お口と全身の健康をサポートしています。日頃の食生活やお口の状態で気になることがある方は、ぜひお気軽にご相談ください。

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記事監修 Dr.中野 純嗣
なかの歯科クリニック
院長 中野 純嗣

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